XSS-911LML発売直前

執筆時点から数えて明後日の夜、2025年3月16日20:00にいよいよ発売となるG-TECのロングフィネス、XSS-911LML FARAWAYMAX。今週は製品ページが公開されたので、関心を寄せていた方はご覧になっていることでしょう。

私はここに所感を記しておこうと思っています。インプレのような感じではありますが、あくまでも日誌として綴ります。

日曜の夜、買えるか?

先に個人的な話になりますが、我が家における日曜日の夜8時というのは育児が中心です。デバイスを注視して時刻を待ち、注文ボタンを早押しするなんてことはできそうにありません。

そのようなわけで、私はXSS-911LMLを、その情報の片鱗もない頃から心待ちにして過ごしてきましたが、入手できるかどうかは残念ながら期待が薄れています。

せめて製品情報から感じたことだけ記しておきたいと思った次第です。

155gは “普通”

まずは重量についての感想です。事前情報で155gと報告された際には軽量ロッドだという印象を持っていました。

しかし、よくよく検討してみると、9’11″、レギュラーファスト、ターゲットウェイトが30~40gの高級ロッドとしては、普通であると思い直しました。

あくまで傾向ですが、先径が同じロングロッドであれば、ファストテーパーならベリーの硬さを担保するために太く重くなります。レギュラーテーパーなら軽くなるわけです。

縦のアクションは捨てる

サーフロッドの場合、近距離を縦のアクションで誘いたいとき、ロングロッドのファストテーパーが有利です。レギュラーテーパーで同じことをしようと思ったら、ジグの重量を軽くしてベリーが曲がらない範囲で工夫することになります。

XSS-911LMLは、サーフロッドとしてみると曲がるロッドだと思います。その上、10フィートもないロッドなので縦のアクションでは不利が付きます。

製品紹介でも断りが入っていますが、用途別の特化型ロッドではないというところで、究極のサーフロッドが欲しいという人には向いていないと思います。

予想よりも強そう

対応するルアーウェイトは5~80gとのこと。ただし、ベスト適合ジグウェイトは30~40gです。

私はXSC-71ML+のユーザーなので、ここで参考になるかもしれない情報を出します。XSC-71ML+のルアーウェイトは3~40gですが、30gなどはキャストには重すぎると感じます。汎用ロッド評価試験の結果としてのターゲットウェイトは24.6gでした。つまり、感覚的にも試験結果としてもベスト適合ウェイトは20~25gくらいです。30~40gは壊れないというだけでオーバーロードしていると思います。

対応ルアーウェイトの表記はメーカーによってクセがあります。XSC-71ML+を例にとると、「(最小+最大)÷2」でターゲットウェイトと近似になります。すなわち「(3+40)/2=21.5」は24.6gに近似です。ターゲットウェイトを最大値付近に表示する方式のメーカーであれば、3~25gのように表記するようになります。

ここから推測して、XSS-911LMLのターゲットウェイトは42.5g付近である可能性が高まります。30~40gがベストとの表記ですが、真のベストは40g寄りだろうと予想します。

すると、サーフロッドとしてはMパワーに相当しますが、個人的には強めだと感じます。ただし、XSC-71ML+がそうですが、マグナス製法はよく曲がるのでターゲットウェイトよりも軽くても不都合を感じません。勝手な予想ですが、10~40gまで違和感なく使用できるのではないかと期待します。

競争力のある価格

税込65,890円です。思っていたよりも安く位置付けてきたと思います。

サーフロッドとしては事実上のハイエンド帯で、シマノのネッサ、ダイワのオーバーゼア、バディーワークスのダブルキャノン、それとジークラフトのモンスターサーフあたりが競合します。

このうち、ガイド径が比較的に小さめなのはジークラフトのみ。多点セッティングとなるとXSS-911LMLだけとなるはずです。十分に差別化されていると思います。

特徴的なガイドセッティング

個人的には賛否あるところで、実際に使ってみないと何とも言えないと感じているのがガイドセッティングです。

50g以上のジグに対応するためと思いますが、PE3号まで使えるということはガイド径は特段に細いわけではなさそうです。現状、私は2号までしか使わないので、やや過剰に感じました。

ティップセクションの多点セッティングはPEの糸側みを抑制するために効果的とのことですが、私には不要だったかもしれません。糸絡みはスピニングリールのの欠点である糸ヨレをケアしていないことが最大の原因です。糸ヨレを放置したままロッドを立ててルアー交換などして、ラインテンションがないまま風に揺られたりしていると絡みます。

ティップの糸絡みをガイドで抑制したところで、糸ヨレをケアしないことにはウインドノットのリスクは下がりません。これはアングラーの責任です。タックルのせいだと思っていると間違いです。

実際どうなる?

入手できれば、疑問は全て解消されると思います。

ただ、まあ、冒頭のとおり争奪戦に参戦できるか不明です。家族に断りを入れて争奪戦に参戦した挙げ句に「買えませんでした」っていうのが一番悪いケースになるからです。何だったんだ!?って家族に怒られてしまいます。

受注生産で必ず手に入るならいいんですけどね。時間指定の争奪戦となると、家庭内での平和を守るために諦めるのも一計です。

どうなることやら!