いつ発売になるのでしょう? トモ清水さんのジーテックで開発中のロングスピン。
Instagramへの投稿によれば『XSS-911LML』というモデル名で、二つ名は『LONG FINESSE THE “FARAWAYMAX”』であることが伺えます。読みは「ファアウェイマックス」…(ファラウェイじゃないのか…)。
まだ全容が明らかにされていないロッドですが、いくつかヒントが出されています。
まず、トモ清水さんはこのロッドを「ロングスピン」としていること。ロングスピンというのはロックフィッシュ界のタックル分類です。ロックフィッシュは根回りの釣りなので太糸をベイトリールに巻くのがベーシック。それに対して遠距離をスピニングで狙う釣りをロングスピンと呼びます。なので、トモ清水さんが見据えているものの一つはロックフィッシュのロングスピンであろうことが伺えます。
しかし、そうなると違和感が大きいのは『LML』というパワー表記。非常に柔らかい。比較してアブのロングスピンであるERSS-9104XXXHは『XXXH』なわけです。何を基準にしてパワー表記するかで変わってきますが、9フィート11インチで150gくらいで出てくれば柔らかめのロッドだろうなと思います。
それと『LML』ということは、ティップがLで、バットがMLという意味になり、必然的にファストテーパーまたは可変テーパーのロッドということになります。こういうロッドだとサーフで重めのジグを操作するシーンではティップが入るせいで実効レングスは短くなります。なので、ロングフィネスを謳っているとおり、軽めのルアーを遠投するイメージなのだと思います(軽ければティップが入らないで、きちんと仕事する)。
アブのXSLS-1052SLよりは硬いロッドなのかなと想像しているところ。けれど、何にも似ていないロッドかな。トモ清水さんは「異端児」と形容しています。マグナス製法のロッドは細身で軽いのに粘り強いので、その特長を活かしてくるとは思います。
そんなこと書き記してみても、G-TECのユーザーはまだ少ないので伝わらないですよね… 私もそろそろXSC-71ML+のレビューを書かねばならないと思っています。これもMLですからね、XSS-911LMLへの予見を含んだものにできるかもしれません。気長にお待ちください…