皆様、いかがお過ごしでしょうか? 私は年末から風邪、そして元日には能登半島地震で一時避難。1週間経って収まってきたかと思いきや、9日には佐渡付近を震源とした強い揺れ。新潟県民としては中越沖地震を思い起こさせるもので、何とも不気味なスタートを切った2024年です。
こんな状況だからこそ気持ちの逃げ場も必要ってわけで、釣りに目を向けて近況を振り返ってみます。
12月はライトロックばかり
冬の日本海が相手なので海に近寄れる日が少ないです。10日に1回くらいのチャンスでもボウズにならずに済んでいるのがライトロックです。タックルはG-TECのXSC-71ML+にZENON LTX。これにバブルスピアという組み合わせが多いです。まんま、トモ清水さんの真似です。常日頃、プロアングラーの真似をして釣りをしていますが、トモ清水さんの真似をすると本当に釣れます。その信頼感でG-TECやピュアフィッシングを選んでいます。
目黒毅久さん、ADUSTAと契約解消
2023年12月末をもって契約解消。今後、ADUSTAはサリューのみ生産を継続しますが、目黒さんのオリジナルカラーは廃盤となります。また、シーシェイカー、ウラガノ、フィーリーはルアー自体が廃盤となるようです。2024年8月時点でも流通している製品に変化はなく入手可能です。もとのニュースに誤解があったのでしょうか?詳細不明です。以下は初稿時の文章を訂正せずに掲載しています。
このニュース、個人的には良く思っていません。
サリューのレビューに遡るのですが、私はサリューの追加モデルである30gは設計上の問題があるとみなしていて、販売は拙速だったのではないかと思っています。具体的には重心移動アイのフレームをヘッドと平行にするのではなく、ヘッド先端側に向かって広がるようにテーパーを付けるべきだったろうと考えています。そうしないとスナップがラインアイの先端側に戻りにくい。30gにウェイトアップしたことの弊害があるんですね。この点はサーフアングラーならすぐに気がつくかと思います。(とはいえ、サーフで定番のジグヘッドであるダイワのフラットジャンキージグヘッドSSでさえ重心移動アイに欠陥があるので、この指摘は酷なのかもしれないです。)
もう1点は、ウラガノとフィーリーの扱いです。2023年の夏以降の登場でしたから、春のハイシーズンで試されることなく消えていくことになります。私は秋の青物を狙わなかったので正確なことは言えませんが、ウラガノはベイトサイズにマッチしている上にダブルブレードチューンが可能なので、特にシラスが捕食されていた秋のサーフにはピッタリだったろうと思っています。フィーリーはこれからの冬のサーフで期待感がある太めのボディです。十分な舞台も与えられずに消えていくようで惜しいです。
シーシェイカーは私が最も推しているADUSTAのサーフルアーですが、これもディスコンテニュー。非常に残念です。代替はジグミノーになろうかと思います。そう、シンペンというよりもジグミノーなんですよね、これ。今の印象ではウォーターランドのローリングスティックに変えてみるのはどうかな、と思っています。
一方では希望?期待?も残っておりまして、(目黒さんとも関わりが深いと思われる)佐々木健丞さんはADUSTAのフィールドスタッフを継続となっています。実釣動画では非常に丁寧な説明を得意としている現代的なアングラーです。佐々木さん監修でADUSTAからサーフルアーが登場したら嬉しいです。
にわかにブレイズアイに熱狂する
新年にエヴォルーツ99DSを買いました。DSとはドリフトシンキングという意味で、エヴォルーツの中では沈むほうのルアーです。
じつはエヴォルーツは私が購入を避けていたルアーです。理由は、私がシーバスをメインに狙うことはないということのほかに、エヴォルーツは絶対釣れるルアーだと思っているからです。あの独特のボディ形状を見たときに、造波装置付きのリーフ水槽を管理したことがある私としては、エヴォルーツは波を意識して設計された稀有なルアーだと感じました。ブレイズアイ代表のヒデはやしさんは外洋サーフでの釣行シーンが多い方ですから、きっとその経験からあの形状に行き着いたのかなと思います。
で、そんなに感嘆するほどなら買えばいいじゃないの、ということではあるんですが、答えが見えていると面白くないので避けていたわけです。私はシーバス狙いじゃないし、という言い訳をして。けれど、単純にリップ付きのミノーって使っていて面白いんですね。気がつくとタックルボックスにミノーが増えている状況です。
ヒデはやしさんについて言えば、トモ清水さんのG-TECとのコラボでロッド開発が進んでいることも報じられています。これがまた私に刺さるニュースでした。小場所での釣りはトモ清水さんに倣っている中で、サーフの釣りの手本として誰の真似をするかというのが私の中では課題です。メディア露出の多い方々では、堀田さん、ミッチー髙橋さん、井熊さん、目黒さんがいるわけですが、今後はヒデはやしさんを要チェックしていくつもりです(と言っても映像が少ないですが)。
といったところで以上です。また次回。