ソフトベイトの溶着もできる!バークレイ ミニホットワイヤーラインカッター

PEラインってハサミだと切りにくいですよね。上手く切れても切断面からほつれが起きてしまうので、ライターで炙って焼きコブを作っておくなどの手間もかかります。

そこで私はバークレイのミニホットワイヤーラインカッターを使っています。1200℃にもなる電熱線でラインを焼き切ってくれます。1回使えば良さに気づく、20回使えばもう手放せない。そんなアイテムのご紹介です。

スペック

ブランドバークレイ
製品名ミニホットワイヤーラインカッター
全長13cm
自重約32g
総自重実測 54g(電池・ストラップ含む)
価格¥1,980(税抜)

それでは以下で使用感や使い方のコツをご紹介します。

使い込むほどに評価を上げるアイテム

正直にお伝えすると、使い始めの頃は馴染みませんでした。理由は、大きくて重いから。ラインを切るだけならクリッパータイプのラインカッターが最も小さくて軽いです。プライヤーにもラインカッターが付いていたりもしますし、わざわざコレを追加で持たなくてもいいな…と思っていた時期が私にもありました。

考えが変わったのは「焼く」という機能にフォーカスしてから。ラインを切ると同時に焼きコブを作ることができるわけです。焼きコブにより結束強度を高められますし、ブレイドのほつれを防ぐことができます。

特にこの「ほつれを防ぐ」という効果に価値があります。釣り糸だけでなく、ウェアやバッグにも役立つからです。やはり釣りはアウトドアですから雑木に引っ掛けてウェアやバッグが痛むこともあるわけです。そこでミニホットワイヤーラインカッターの出番。ほつれを見つけたらすぐに焼いて処理しておきます。

このようにして活躍の機会を増やした結果、今では毎日どこへ行くにも持ち歩いているアイテムになりました。

タングステンの電熱線

ラインを切るだけでなくウェアやバッグにも使える理由は、このタングステンの電熱線にあります。ご覧の通り、とても小さいので細かな作業に向いています。ライターの炎ではウェアやバッグに火を着けかねません!

それから、細かな作業をグリップ形状がサポートしてくれます。第一印象では大きすぎると感じていたのですが、使い勝手を考えればこの大きさが正解。

パワースイッチはスライド式で、この写真では親指でスライドしている赤い部分がそれです。スライドすると電熱線が飛び出て発熱します。ロック機能はないので指を離すとバネの力で電熱線は格納されスイッチはオフになります。余熱で火傷することはありません。

安心の乾電池式

電源は単4電池2本です。入手性が良いので困ることはないですし、そもそも電池の消費は緩やかです。

もしも充電池を内蔵すると端子を設置して防水用のゴムキャップを付けたりと大袈裟になりますから、シンプルに乾電池式を採用している点は良かったと思います。

後述しますが、乾電池式はユーザーが電池を選べるというメリットもあります。

予備の電熱線も付属

電池カバーの裏側には電熱線の予備が付属しています。万が一、電熱線が焼き切れてしまった場合にはその場で交換ができます。

電球のフィラメントよりも太いですから滅多に壊れることはないと思いますが、予備が付属していることで安心感とお得感があります。

ソフトベイトのカスタマイズにも?

さて、ミニホットワイヤーラインカッターには、ワンランク上の使い方があります。それは公式サイトの製品ページにも書いてあるのですが…

ソフトベイトなどのカスタマイズにも。

バークレイ

これ、どういうこと?って思ってました。だって、ストレートワームを短く切ったり、ホッグの足を千切ったりなら、指の爪でもできるわけです。ソフトベイトは柔らかいですからね。

けど、そうじゃない。以下の写真をご覧ください。

ソフトベイトに電熱線を当てて、フックポイントを隠すためのスリットを作成してみました。

電熱線の形状を思い出してください。大きすぎず小さすぎず、ソフトベイトの加工にちょうど良いサイズをしているんです。ソフトベイトの表面を撫でるように抉ってあげれば簡単にスリットを作ることができます。この作業は素手やハサミ・カッターでは意外と上手くいかないんですよ。スリットの有無でウィードのすり抜けが全然違いますから、攻めの釣りをストレスなく行うためにぜひ試していただきたいトリックです!

それから、ソフトベイトのカスタマイズということでは、例えばホッグのアームを切り取ってみたけど、やっぱり切らなきゃよかった…なんてとき、電熱線を当てることで接着(溶着)することができます。これは、まあ、あまりやらないですね。私は予備のソフトベイトを出しちゃいます。でも、遠征中だとか、ボートや沖磯の上だとか、補給が不可能な状況では役に立つかもしれないですね。

また、異なるソフトベイト同士を接着してキメラも作れるとは思いますが、可塑剤の割合が異なるソフトベイトが触れると溶けてしまうと言われてますので、基本的には同一のソフトベイトの接着だけにしておくのが無難だと思います。

より実用的なのは、魚とのファイトで裂けてしまったソフトベイトの補修です。フックを刺した周囲が裂けてしまって保持できない場合、ソフトベイトを交換するしかないですよね。ところが、ミニホットワイヤーラインカッターがあれば裂け目を溶着して塞ぐことができるので、ソフトベイトを延命して、もうしばらく使えるようにしてくれます。ソフトベイトの破損を躊躇うことなくストラクチャを攻めることにも繋がるので、このトリックも一押しです!

冬はリチウム電池がおすすめ

もうひとつ使い方のコツをご紹介。

ミニホットワイヤーラインカッターには、通常はアルカリ電池を入れるだろうと思います。しかしですね、アルカリ電池は低温環境ではパワーが低下するため、冬場は電熱線の温度を上げることができずラインを切れないことがあるんです。

そこで選びたいのが、リチウム電池です。

目安として、気温が5℃を下回る環境ではリチウム電池を使うと良いと思います。詳しく書くと、風の強い環境では5℃まで、無風なら0℃までがアルカリ電池でラインを焼き切ることができる実用上の下限だと感じています。これより寒ければリチウム電池を使うべきです。

なお、衣服の内ポケットにしまうなどして温度が下がりすぎないようにすればアルカリ電池でも使えます。しかし、内ポケットへアクセスすることで冷たい外気が衣服に入り体温を奪われます。私は冬の日本海で経験するのですが、エクストリームなフィールドでは体温の保持を最優先すべきだと思います。

さて、リチウム電池の入手について。乾電池なんてあるのかなー?と思っていたら、あるんです。パナソニックが作っています。ヘッドランプやカメラなども冬に使うならリチウム電池!

以上、ミニホットワイヤーラインカッターは、単なるラインカッターではないスーパーアイテム!推します!