5月の釣り、イナダ

どうも皆さん、釣れてますか? SUNAです。

ここ新潟では5月のゴールデンウィークに田植えが行われます。4月に土色の畑のようだった田んぼは、連休明けには水が張られた稲田に変わっています。海のほうも変化があって、この時期から釣れるのは、そう、「イナダ」というわけで、私も釣ってきました!

再訪、新潟西海岸第5突堤

前回に初めて訪れて、その時は魚の気配はあまりありませんでしたが、一応バイトは得たし、人もそれなりに居たので、タイミング次第では釣れるのだろうという評価。

今回も夕方のエントリー。仕事帰りの短期決戦です。平日だというのに最寄りの駐車スペースは満車。私は切り返して戻れましたが、大きめの車の方はお気をつけて。後から来た車は砂利の坂道を下る前に見切りをつけてました、さすがです。混んでるかもと思ったら突っ込まないほうがいいです。(経験者談)

ついでに言うと、車高の低い車はバンパー擦ってました。一般車の進入は制限されてませんが、見るからに工事用の荒い道なので通行にご注意ください。ちなみに第1突堤は最寄りにキレイで大きな駐車場があります。

ルアーローテーション

風速6m/sの強風。(だからあまり人はいないだろうと思っていたのだけど)先客の皆さんは投げやすい風下に集まっている状況。釣れている様子はありません。隣の方とオマツリしては面白くないので、私は風上側の堤から投げることに。今冬は吹雪の中でも投げ込んできましたから、このくらいどうということはない、と謎の自信。

水面は波立っていて魚影は見えません。魚がいるとしたら水深2m以下のレンジかなと見立て。回遊は入ってなさそうなので、居着きのフィッシュイーターがいる想定で探ります。この時点ではイナダ狙いではないですね。

まずビッグベイト。といっても150mmの熱砂アーマジョイントです。35gしかないので専用タックルじゃなくても投げられます。これはファットなボディなので、アジがベイトになっている想定で投入しています。が、反応がないのでチェンジ。

イワシがベイトかもと思い、細身のルアーを投入していきます。ミノー、シンペン。スピーディーなルアーを先に使い、反応がなければスローなルアーを試していきます。

時間がなく、プラグで着底を待つとテンポが悪いと感じたので、レンジは上から順番に探っていきます。メタルジグで下から探る方法もあるのですが、先客の皆さんに動きがないので活性低めと思ってメタルジグを敬遠しました。

プラグで探り終わってバイトなく、結局はメタルジグで遠く深くを探ることに。で、これも不発。お次はソフトルアーでフィネスに誘っていきます。これ以上は打つ手がなく、諦めムードです。

待望のヒット!

遠くで誰かが魚を掛けているのを目撃。タモ入れしている様子からはデカいアジのように見える。とにかく、何かの回遊が入ってきて、状況が変わったかもしれない。

回遊魚、特に青物なら泳ぎが速いので、スピーディーなルアーを通していきます。選んだルアーはジャクソンのピンテールサゴシチューン。カラーはSGE サゴシノエサ。いわゆるシルバーフルメッキ。小さい方のモデルで、75mm、20gです。

1投目、フェザリングでラインスラックを抑えた着水からゼロカウントで巻き、水面を割るくらいのレンジを高速で通します。これはヒットを狙ったものではなくて仕込み。回遊がすぐに去ってしまうかもしれないので、さっさと4投目で食わせる狙いです。徐々にレンジを下げながら場を作ります。

と、3投目でヒット! 予想よりも浅いレンジで食いました。ジッジッと時折ドラグが鳴りますが、安心感のあるファイト。フッキングもドラグ調整も完璧といっていい手応えで、すでに満足感があります。青物のファイトは「走る」と表現するのが適切で、クロダイやバスのように「暴れる」感じではないので、優勢になれば逆転負けはないですね。先日、アカエイとの格闘に勝っていたので、タックルへの信頼感も強いです。

抜き上げに躊躇しましたが、キレイなイナダが上がりました! ビッチビチです。タックルはエラディケーター パワーフィネスとレボSPロケット2500。ラインはスーパーファイヤーラインウルトラ8の0.8号。ややライトなラインを使いつつ、4000番クラスの高速巻きができます。レボSPロケットを入手して以来、お気に入りのセッティングです。

今回は食べるつもりでいたので、この1尾で納竿。1時間の滞在で釣果あり。幸運に恵まれました。

釣り場にSNSいらず

興味深いこともありました。イナダを釣った私のところへ付近の方々が集まってきて、「そのルアーは何ですか?」「イナダか!いいなあ!」なんて声をかけてくださるんですね。思い返せばこれまでも「何が釣れるんですか?」と声をかけられたことがあり、見ず知らずの人とコミュニケーションするなんて、なんだかSNSっぽいなあ、と思ったのでした。いや、SNSがなくてもSNSみたいになるんだなって、考えてみれば当然のことなんですけれど。

突堤は人の距離が近いので、釣れた時に賑やかなのが楽しいですね。夜のサーフは寂しいので、人恋しくなったら突堤へ行こうと思います。(笑)