続・釣り場探し

年末である。すぐに大晦日だ。釣りブログにおいても普通ならば一年の締めくくりなどをするのであろうが、私がサーフゲームを始めてからは2ヶ月とちょっとくらいしか経っておらず、満足のいく釣果も得ていないので特に語ることはない。

それよりも年末年始の休暇中に釣りに出かけられるのか気になっている。残念なことに天気予報では全滅だ。連日、風速10メートル。雨か雪。当然ながら雷もあるだろう。雷はダメだ。登山経験に基づいた判断になるが雷だけはダメ。危険すぎる。海上なら10キロメートル離れた落雷でも感電するというから、遠雷でも油断ならないのである。

やはり海以外の釣り場を開拓せねばならない。冬の間の楽しみを見つけなければ。


信濃川下流域について調べていて、少しずつわかってきたことがある。新潟市民でない方のために補足説明しておくと、信濃川には萬代橋という石造りの古い橋があって、この橋は度重なる震災でも落ちることがなく、新潟市民にとってはレジェンダリーな橋である。新潟市に関係するイラストやデザインのモチーフに組み込まれていることもある。で、ここからが本題になる。直感的でないのだが、信濃川下流域は、その萬代橋から上流は河川、下流は港湾なのである。

それで冒頭の写真なのであるが、先日に視察してみれば、萬代橋から下流一帯、左岸も右岸も「港湾関係者以外立入禁止」の看板が立っていたのである。これは酷い話だ。こんなもの昔はなかった気がする。

そもそも、立入禁止エリアとの境界には膝くらいの高さしかない装飾的な柵があるだけで、誰でも跨いで入ることができる。柵の構造もスカスカで、子どもや犬ならくぐって向こう側へ行ける。それから立入禁止エリア内の路面はレンガタイルの装飾が施してあるのだ。つまり、もともと市民の憩いのスペースとして設計されている。昔、この場所を訪れた時には、散歩やジョギング、海や船を眺める人々、釣り人などで賑わっていた。ついに新潟も開港五港の一つとして、港町を感じさせてくれる風情を醸し出すようになったかと感慨深く思っていた。

それが、なんということか、立入禁止。しかも後付けの立て看板である。これでは禁止の本気度が読み取れない。本当にダメなら3メートルの柵を立てなさい、と思う。現状は容易に入ることができる。チェーンさえ張っておらず自動車も入れるのだ。これで入って注意を受けるんだったら、その横暴さに私は憤慨してしまう。道端に1万円札を置いておいて「盗まないでください」と書いておくようなものだ。馬鹿らしい。

と、新潟県に失望して、ちょっとエキサイトしてしまった。一応、信濃川にフォロー(?)を入れておくと、信濃川ウォーターシャトルの発着場はこの立入禁止が通用しない。新潟市歴史博物館みなとぴあの敷地も同様だ。全体からすると極めて小さなスペースになってしまうが、これらの場所なら水面を覗き込むこともできる。だが、釣りをするのは憚られるだろう。


結局、信濃川下流は、ぜ〜んぜん遊べなくてガッカリした。嘘かホントか行政上のナンチャラで港湾がダメらしい。だから、河川で遊んだほうがいいようだ。つまり萬代橋から上流である。実はこちらもすでに探索中である。漁業権の関係で遊漁券が入手できるまでは釣り場が限られてしまうのだが、問題のない場所を2箇所ほど目星をつけたので、アタリが出るかどうか試しに行きたいと思っている。釣れそうなら遊漁券を買おうかな、という魂胆だ。期待したい。