冬到来の新潟市サーフ

ホゲた(放下した)。なんて言えるほど達観してはおらず、本当は魚が欲しくて仕方がなかった。とにかく日誌をつけよう。


新潟市は前日の夕方に初雪を観測した。予報よりも6時間ほど早かったのではないか。そして本日の未明は晴れを見込んで起床。今冬初の釣行へ臨んだ。気温0℃、地面は凍っており、冬というものを実感しつつサーフへ向かう。

波高が1メートルを超えている。地域の釣り情報によればクロダイの実績があるようなのでアジャストする。手前を探ってみるもアタリなく、徐々に距離を伸ばしながら波打ち際に立ち込んでいく。水温が17℃あるので水に浸かると寒さが和らいだ。海面から昇るスチームに視界は遮られ、このまま海に吸い込まれていくような錯覚を覚える。


ズル引き、シェイキング、ボトムバンプ、リフト&フォール、ワンピッチジャーク、コンビネーションジャーク、中層・表層のスイム… 全てのレンジを様々なスピードで探るが音沙汰なし。他の釣り人もいないのでサーフトローリングもしたが何のアタリもない。ワームが噛まれることも、千切れることもない。

陽光に照らされ、スチームに落ちた自らの影に虹の輪がかかる。グローリー。ブロッケン現象である。欲張って時間超過。3時間の釣行となった。もう帰らねばならない。ウミネコでなくカモメが行き交っているのは珍しい。日中も投げ続ければ何か釣れそうな気配だ。

残念。納竿。