常々、テーマをもって海へ来ている。今朝はワームデー。すなわちプラグやメタルジグは使わずにワームだけで釣りをする日である。
ルアーフィッシングの世界は広がり続けていると思う。その中でもワームはエサ釣りとの境界を曖昧にさせる。今朝の仕掛けは三又式ヘビーキャロライナリグをメインに据えたが、エサ釣りでも似たような仕掛けがあるような気がして、頭の中をグルグルと思考が巡っていた。私は目の前の釣りに集中していなかった。
このような心理状態になったのには理由がある。待ちの時間が長いからだろう。ヘビキャロは遠投可能なリグでありながらも誘いはスローである。ミディアムリトリーブでズル引きしたときでさえキャスト間隔が4分間もあった。対して、プラグは飛ばないし、メタルジグは止められないから、ヘビキャロよりもテンポは速くなる。
コンコンッ、と明確なアタリ。しかし乗ってこない。手繰り寄せるとワームが食いちぎられていた。またフグだろうか。たとえフグでも姿が見えないのは残念だった。