休息のパファーゲーム

新潟市中央区の海釣りのメッカ、日和山浜の突堤へ行ってきた。日中の用事の合間に小一時間だけだが、昼間に釣りをするという体験は楽しかった。なんせ明るい。爽やかな気分だった。


普段は出勤前の朝マズメに釣りをするのだが、秋の深まりとともに日の出が遅くなり、もはや夜釣りの趣きだ。海の色はわからないし、ルアーがどこへ飛んだのかもわからない。スピニングタックルに慣れていない私はキャスティングを練習したいのだが、周囲が見えないので効果はイマイチだ。せいぜい手元のラインカラーで放出量を確認するだけ。景色も望めないし、孤独だ。


日和山浜の突堤は風が強く、真面目にキャストするのは数回で満足だった。時合いをみて来れば楽しそうだ。

スゥーっと、小さな魚影が見えたのでワームを投げた。すると魚影がみるみる増えていき、ロッドを持つ手に弱々しい振動が伝わってきたような気がした。クサフグの幼魚だった。釣り人には嫌われ者だが、アクアリスト(観賞魚飼育者)にとってはフグというジャンルは一定の人気がある。アジングロッドやグラスファイバー製のロッドで狙えばゲームになりそうだ。パファーゲーム、いかがだろうか?


その後は、ルアーの泳ぎを見て楽しんだ。感触良く思っていなかったルアーが、実はすごく良い泳ぎをしていたことを知れた。「これで釣りたい」と思えるルアーがあると、暗闇のサーフでも頑張れそうだ。